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財布の選び方

<必見>工場作業員におすすめの財布と選び方のコツ

工場作業服の上に置いてある折り財布

工場勤務は過酷です。

例えば、コンベアでのライン作業では、1分1秒単位でのシビアな工程管理が求められます。そのため、身に付けている作業服、時計やメガネ、ポケットに入れている持ち物など、あらゆる環境が作業に影響します。

財布なんて、工場の仕事と関係ないのでは?

いいえ、おおいに関係があります。

この記事を書いた人

工場で「10年」の勤務経験がある財布屋店長。生産管理部で、ライン作業、不具合品の修理、顧客対応など幅広い業務を行っていた。退職後、財布の販売業を始め、お財布専門店「うさぎ堂」を創業。

ミチヤン
ミチヤン

◆一例 クリーンルーム作業者の場合

私服の上から、クリーンルーム用の作業服を着ている場合、作業間の少ない休憩で、一旦作業服を脱ぎ、トイレに行き、手足を休め、飲み物を買ったりと、各々用を済ませコンベアが動き出すまでに現場に戻らなくてはなりません。

もしも、中身がパンパンの分厚い財布を持ち歩いているとしたら、それは心身共にストレスを感じさせます。長時間の立ち仕事で、重たい財布をポケットに入れるのは肉体的にも大変な負担です。

もちろん、仕事中はロッカーに財布を入れ、使う時だけ取りに行く方も多いでしょう。また、小銭入れを持ち歩く方もおられるでしょう。しかし、ロッカーに取りに行くことは手間ですし、小銭入れは毎日お金を補充しておく管理が大変です。

だからこそ、工場勤務では、常にポケットに入れて持ち運びやすく、整理して入れられる機能的な財布が理想です。ストレスを減らし、効率的な時間を過ごすことで、心の余裕につながるのです。

この記事では、工場勤務経験のある筆者が、工場人に最適な財布の選び方を解説します。

工場で働く時に使いやすい財布とは?

働く工場作業員

製造業の現場で用いられている有名な言葉「3S」。意味は「整理(Seiri)」「整頓(Seiton)」「清掃(Seisou)」のローマ字から、それぞれの「S」を取っています。この3Sを徹底して気をつけることが、工場勤務での大きな課題の一つなのです。実は、財布においても、この「3S」の視点に着目することで、工場勤務にピッタリな財布を選ぶことができます。

3Sの意味財布における「3S」
整理(必要と不要の区別)整理して入れられる内装設計
整頓(ピックアップしやすい適した空間に配置)取り出しやすさ
清掃(清潔を保つ)ケアしやすい素材

カード・お札・コインを仕切られたスペースに収容できる

仕切りの多い折り財布

必要な時に、必要な物をササっと取り出すには、カード、お札、小銭がそれぞれ別々の空間に入っていることが理想です。分別して収容できる仕切りの多い財布を選びましょう。

小銭が取り出しやすい

業務開始から終了までの間、ほとんどの人は、お札ではなく小銭を使うことが多いです。工場内に設置されている自販機から「飲み物」を買うからです。

また、工場勤務では、学校のように毎日の作業ルーティーンがきっちりと決まっていることが多いので、不思議と作業人の行動も習慣化されていきます。お昼休憩に必ず自販機でコーヒーを買って一服、朝礼前にトマトジュースを買って一気に飲んで気合を入れるなど、毎日小銭を使う習慣の人は、必ず小銭の出し入れをします。

だからこそ、取り出しやすい小銭入れが理想なのです。

BOX型小銭入れ

小銭が取り出しやすいのは、広くガバっと開くBOX型の小銭入れです。目当ての小銭を探しやすいのはもちろん、お釣りの小銭を入れやすく、たくさん入れても財布の厚みが出にくいのが特徴です。

簡単にクリーニングできる素材

工場の作業では、工具の使用、半田の使用、塗料や薬剤の使用により、汚れが付きやすい作業がたくさんあります。手の汚れや作業服に付く汚れから、財布にも黒ずみなどの汚れが現われやすいと言えます。

液体がかかった財布

財布素材は、水分をはじき、汚れに強い「撥水加工」の素材が理想的です。合皮やナイロン製、スプリットレザーなどがおすすめ。

汚れが付いた時には、100均で購入できるメラミンスポンジとセスキ水を使って拭き取ると、簡単にケアができます。

逆に本革はデリケートな素材のため、おすすめできません。ツヤを保つための保湿ケア、汚れた場合は専用クリームを塗布し、入念なクリーニングと補修が必要だからです。耐久性という面では確かに本革が優れていますが、ケアに手間がかかります。

作業ズボンに入る自然なサイズ感と厚み

薄型の折り財布

作業ズボンには、作業現場で使う道具などを入れていることが多いので、財布のサイズは小さいほど楽です。長財布などの大きなサイズは避け、コンパクトなサイズを選びましょう。目安13cm×13cmよりも小さなサイズです。厚さも薄いほうが体形的にスリムな印象を与えます。薄マチタイプの折り財布などがおすすめ。目安は厚み2cm程度。

逆に、太い財布をズボンに入れると、ポケット部分のみ極端に膨らんだシルエットになり、不衛生な印象で見られます。特にライン作業の現場では、身だしなみも厳しく管理されるため、ポケットに入れても不自然にならない薄型の財布が無難だと言えます。

「厳選」工場作業員におすすめな3つの財布

機能的でスリムな厳選財布を3つ紹介します。選定基準は以下のポイントを重視しています。

  • ズボンポケットに自然に入るサイズ感 13cm×13cm以下、厚み2cm程度
  • お札、小銭、カードが整理して入る仕切りとスペースが豊富
  • 小銭の取り出しやすさ
  • 水分や汚れに強い「撥水加工」された素材

コンパクト財布好きが納得する、スタイリッシュなメンズ二つ折り財布

サイズ感:★★★ 整理収容:★★ コイン取り出しやすさ:★★★ 撥水性:★

財布の中で一番厚みのある個所であるマチ部分でも、たった「2cm」の薄さ。外装はブラックのカーボンレザー、撥水加工で汚れが付きにくい。内装は仕切りが多くカードもたくさん収容できる。使いやすさNO.1のBOX型小銭入れは、目当てのコインが見つけやすく、取り出しやすい。

シンプルで洗練されたデザインと機能性抜群の三つ折り財布

サイズ感:★★ 整理収容:★★★ コイン取り出しやすさ:★★ 撥水性:★★

ボタンで留めるタイプの三つ折り財布。素材は牛革を下地にコーティングされたスプリットレザー。水分や油分に強く丈夫な素材。小銭入れはBOX型、カード、お札も整理して収容できる。手のひらサイズのコンパクトサイズで爽快に使用できる機能性とデザインを兼ね備えた万能型。

丈夫な素材と安心のYKKファスナー、十文字レザーのコンパクト財布

サイズ感:★ 整理収容:★★ コイン取り出しやすさ:★★ 撥水性:★★★

高級十文字レザーを使用した、大容量ミニ財布。耐水、耐摩擦に非常に強い高品質な素材。高級ブランド PRADA(プラダ)で使用されているSaffiano Leather(サフィアーノ・レザー)と同類の素材である。洗練された美しさと光沢感があり、因幡の財布屋うさぎ堂が自信を持っておすすめする。ファスナーは信頼度NO.1のYKK製。小銭入れはガバっと開くL字型。カードスロットは横幅が広く、出し入れしやすい。お札は二つ折りで収容できる。

「ロングウォレット愛好家」工場作業中に長財布を持ちたい人へ

長年ロングウォレットを使い続けている長財布ユーザーにとっては、小さなコンパクト財布を使うことに抵抗がある方もたくさんおられることでしょう。作業中でも肌身離さず長財布を持っておきたい方には、縦サイズが20cm以下のミディアムロングの長財布がおすすめです。一般的な長財布の縦サイズは約21.5cm程度ありますので、ズボンに入れるとどうしてもはみ出て不格好になりやすいです。また、作業服の内ポケットには入るものの、サイズ感が大きく身動きが取りにくいです。

うさぎ堂-イタリアンレザーのミディアムロングウォレット

仕事使いにピッタリな大人の魅力を引き立てる、高級長財布

植物タンニン鞣しのイタリアンレザー、使い込むうちに手の油分を吸収し、革が濃く、明るく、柔らかく馴染んでいきます。サイズは長手約19cm。薄マチタイプで、厚みは約2.5cm。ファスナーは信頼性のある「日本製YKK」上品なデザインと色合いで、場面を選ばず使用できる。

おわりに

今回の記事では、私が以前働いていた工場勤務の時に、「こんな財布があれば、使いやすかったのになぁ。」と思った厳選財布を紹介しました。また、使いやすい財布の選び方のコツを参考にし、自身の仕事環境に合う財布選びができると幸いです。

この記事の著者

~うさぎ堂~店長ミチヤン

1986年2月18日生まれのおとこ。お財布専門店を創業し、5年目になる。様々なスタイルの財布を使用してきた経験、また、10000件以上の販売経験を活かし、使用する方の目線を大切にした、財布選びのお役立ち情報を発信中★

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