財布に使われる革の種類と特徴は?選び方のポイントを紹介!
革財布が欲しいと選んでいると、革の豊富な種類に驚かれる方が多いのではないでしょうか。財布に使用されている革は細かくわけても十種類以上はあるといわれています。革財布選びでは、デザインだけでなく、革が持つ特徴を知ることも重要です。そこでこの記事では、革の種類と特徴を踏まえつつ、革財布の選ぶポイントを紹介します。
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財布に使用される革の種類と特徴
ここでは、主に財布に使用されている5種類の革を紹介します。それぞれの特徴を知り、自分に合った革財布を選びましょう。
牛革
牛革は、革財布の中で最も一般的な革です。革が厚く強度に優れており、仕上がりが美しいのが特徴です。牛革といっても、種類が豊富で、牛の生育年数や加工方法の違いによって、約30種類ほどに分類されています。その中から、財布のデザインや想定される使用頻度に合わせて最適な革が選ばれ、製品化されているため、微妙な表情の違いを楽しめるのも魅力の一つでしょう。
牛革は、生育年数が若いほど希少価値が高く、価格も高く設定される傾向にあります。
馬革
馬革は、「革の宝石」と呼ばれるほど希少価値の高い革です。薄い革にもかかわらず、耐久性に優れているのが特徴です。馬革のなかでも、「コードバン」と呼ばれる高級革は、馬の臀部の皮を使用しており、1頭の馬からとれる革の量が少なく、希少価値が高いものされています。しなやかで気品のある光沢を兼ね備えており、長く使用するほど独特の質感が味わえるのが魅力です。
豚革
豚革は、非常に柔らかく、毛穴が大きいため通気性が高いのが特徴です。摩擦にも強く、革製品の内張りの生地としても多く使用されています。日本ではあまり馴染みのない革ですが、ヨーロッパでは高級素材として認識されており、さまざまハイブランドにも採用されています。特に、アメ革は、艶のある綺麗な表情があり、牛革にも劣らない品質を誇ります。
他の革製品よりも比較的安価なため、手に入りやすいのも魅力といえるでしょう。
ワニ革
ワニ革は、エキゾチックレザーの一つで、革製品の中でも最高級の革です。部位によって模様が異なるため、一つとない柄を楽しめるのが魅力です。ワニ革は、大きく分けて「クロコダイル」「アリゲーター」「カイマン」の3つの種類があります。なかでも、クロコダイルは、非常に高い強度を持ち、耐久性は牛革の10倍以上といわれていますので、長く愛用したいのであれば最適な革といえるでしょう。
しかし、水中生物にも関わらず水には弱いという性質がありますので、水濡れには注意が必要です。
ヘビ革
ヘビ革もエキゾチックレザーと呼ばれる革の一つで、ワニ革に次ぐ高級品です。個体によって個性的なうろこ模様が人気で、柔らかさと高い強度が特徴です。ヘビ革には、「スネーク」とばれる小さな蛇の革と「パイソン」と呼ばれる中型以上の蛇の革があります。特に、パイソン革の財布は、模様の独特さからファッション性が高く、さらに縁起物としても人気です。
定期的なメンテナンスも忘れずに
革財布を長く愛用したいなら、定期的なメンテナンスを欠かさずに行いましょう。経年変化で得られる風合いは、味わい深く、歴史を帯びたツヤ感が魅力度を増してくれます。メンテナンスの目安は、月1回が好ましいでしょう。革専用のブラシと保湿や傷を目立たなくするためのクリームを準備しておくと、簡単にお手入れできます。
ただし、頻繁にメンテナンスを行ってしまうと、かえって革を傷める場合がありますので注意しましょう。
革財布選びの4つポイント
革財布は使用頻度や用途によって選び方が変わります。自分が使いたいシーンに最適な素材を選ぶことが大切です。以下のポイントを抑え、自分に合った財布選びをしましょう。
素材
革は、素材によって表情が違います。また、耐久性やお手入れのしやすさでも変わってくるでしょう。一般的に使用されている牛革は、いろいろな場面で使い回しができてたいへん便利です。種類も豊富で選べるデザインも幅広く、お気に入りの財布が見つかりやすいでしょう。せっかく購入するのであれば、縁起の良いパイソン革もおすすめです。
人とは違う柄を楽しみたい方や長く愛用したい方は検討してみてはいかがでしょうか。他にもさまざま用途に優れた革がありますので、ぜひ革の特徴から選んでみましょう。
形や大きさ
やはり、財布の形や大きさはチェックしておきたいポイントです。財布は見た目だけではなく、使いやすさも重要です。まずは、長財布か二つ折り財布かを選ぶことから始めましょう。長財布の場合、表面積が広いため。傷がつきにくい革を選ぶと良いでしょう。二つ折り財布の場合は、折り目部分が傷つきやすいため、強度に優れた革を選ぶことをおすすめします。
また、カード入れや小銭入れ部分もチェックしておくと安心でしょう。
カラー
財布のカラーにこだわっている方は多いのではないでしょうか。無難な色や華やかな色、または運気アップを狙った特定色など人の好みはさまざまです。財布は、毎日持ち歩くものですから、自分の気分が上がる色を選ぶといいかもしれません。ただ、革財布は長く使用できるものです。一時の感情で選ぶのはあまりおすすめできません。長い目で徐々に変化する色合いが感じられるカラーを選ぶと長く楽しめるでしょう。
価格
価格は大事なポイントです。長く愛用できるからと高いものを購入しては、気軽に普段使いができない可能性があります。革は経年変化を楽しめる唯一無二の製品です。使用しながらメンテナンスを繰り返すことで、独特な風合いと個性が生まれます。ぜひ、今自分が購入できる中から選び、自分だけの財布を育てましょう。
定期的なケアで革財布の経年変化を楽しもう!
革財布の最大の魅力は、経年変化を楽しめることです。そのためには、定期的なメンテナンスは欠かせません。財布は、コーディネートの主役にも脇役にもなれるアイテムです。ぜひ、革の特徴を理解し、経年変化で変わりゆくさまを楽しみましょう。