【自宅でできる】革財布のお手入れ方法と頻度の目安を紹介!
革財布の最大の魅力は、エイジングによる風合いです。年月を重ねた革財布は、艶に深みが増し、世界に1つしかない財布へと生まれ変わります。しかし、革財布の経年変化を楽しむためには、定期的なメンテナンスが必要です。そこで本記事では、自宅でできる簡単なお手入れ方法やその頻度についてくわしくご紹介します。
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革財布のお手入れの頻度は?
革財布は使用頻度が高く、手垢がつきやすいため、月1回のお手入れが目安です。しかし、汚れが目立ったり、汗などでシミができ始めた場合は、その都度お手入れを行いましょう。また、革は乾燥にも弱い素材です。艶がなくなったと感じたら、早めに革専用のオイルやクリームで油分を補給しましょう。
お手入れは、頻度よりも革の状態を確認することが重要です。正しいお手入れを行えば、10年ほど使用できるといわれています。お気に入りの革財布を長く使用するためにも、定期的なお手入れを怠らず、しっかり行いましょう。
自宅でできるお手入れ方法
革財布のお手入れは、自宅でも簡単にできます。ただし、必要な手順を省いたり、強くこすったりすると、逆に革を傷つけてしまうことがあります。お手入れに必要な道具を準備して、優しく丁寧に進めていきましょう。準備するものは下記の通りです。
- 革専用ブラシ
- 革専用のオイルやクリーム
- クロス
- ファスナー用の潤滑油
手順1:ブラッシングで埃や汚れを取る
革専用のブラシで、財布についた埃や汚れをしっかり落とします。埃や汚れがついた状態で次の工程に進むと、革に小さな傷がつく場合があります。ブラッシングで落とす工程はとても重要ですので、埃などが見えなくても優しく念入りに払い落しましょう。
手順2:革専用のオイルやクリームで馴染ませる
ブラッシングを終えたら、クロスを使用して革専用のオイルまたはクリームを塗りこんでいきます。オイルとクリームどちらがいいのかと悩む方もいらっしゃいますが、共に保湿やコーティングを施す商品として大きな違いはありません。しかし、オイルは、革の種類やオイルの種類によって、革に油ジミができる可能性がある上、サラサラしているため、初心者には扱い方が少し難しいかもしれません。
一方、クリームは、油分と水分のバランスも良く、全体に馴染みやすいため、初心者にも扱いやすいでしょう。とはいえ、どちらも一度にたっぷり塗ると油ジミの原因に繋がります。クロスに米一粒程度の量を取り、円を描くように素早く塗ると、ムラなく馴染ませることができるでしょう。
手順3:風通しの良い日陰で乾燥させる
塗り終えたら、風通しの良い日陰で自然乾燥させます。時間は、30分くらいが目安です。革は、日光に当たりすぎると変色しやすい特性があるため、必ず、直射日光を避け、日陰で自然乾燥させましょう。
手順4:クロスで乾拭きする
最後は、クロスで乾拭きをして表面の埃などを拭き取り仕上げます。この際、革の状態を見てツヤ感が足りないようであれば、オイルやクリームを追加しても良いでしょう。追加した場合は、乾燥もしっかり行いましょう。
傷や擦れがある時の対処法
細かな傷やひっかき傷がある場合は、革専用のクリームを塗り込み、ブラッシングすることである程度改善できます。それでも傷が目立つ場合は、革専用マニキュア使用する方法もあります。革専用マニキュアをまんべんなく塗り込み浸透させることで、傷に馴染み、目立ちにくくなります。しかし、革とマニキュアの色が同じでないとマニキュアの色が目立つ場合がありますので、十分注意しましょう。
正しいお手入れで革財布を長持ちさせよう!
革財布は、エイジングによる風合いを楽しむだけでなく、自分の手で丁寧にお手入れをすることでより愛着が増していきます。お手入れには、専用の道具が必要になりますが、長く綺麗な状態を保つためにも、正しいお手入れを行い、自分だけの革財布を育ててみてはいかかでしょうか。